桜田です。もう1年近く前の旅行の話ですが、このご時世で新たな旅行に行けない今、旅行記を振り返って書くというのはちょうどよい趣味なのかもしれません。

・北東北3県・夏の18乗りつぶし旅行3日目:2019年9月3日(火)その1

前回、岩手・秋田やら津軽半島やらを乗りつぶし目的でうろうろしました。ので、残す下北半島へ向かいます。

これまでのルート図については1日目その1をご覧ください。



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この日も早起き。朝6時過ぎに駅前のアパホテルをチェックアウトし、6時30分には青森駅に到着。電光掲示板には普通列車しか表示されていません。函館方面への特急はなくなり、秋田方面の特急も1日3本と少数で、大半が普通列車です。
県庁所在地の駅でもここまで減るものなんですね。栄枯盛衰とは言ったものです。



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青春18きっぷは今日で4日目。旅行は4日間なのでこれでおしまいです。北東パスでもよいかと思いましたが、別の日に使う用事があったので今回は18きっぷにしました。
入鋏駅は仙台→盛岡→青森→青森です。東北ばっかり!


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ホームに青い森701系が入線してきました。通勤通学時間帯の平日のため、駅も電車もそれなりに混雑しています。



[34本目:青い森鉄道青い森線 普通 八戸行 青森653⇒野辺地739]
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撮影した701系にそのまま乗車。座席は701系おなじみロングシート。発車まで20分ほどあったのでまだ車内はガラガラですが、発車間際になりますと反対側の窓がみえないくらいに混雑しました。この混雑を見ると、やはりロングシートでよい気がします。



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混雑していたので車窓はご紹介できず、野辺地に到着。下車数は多く、特に学生が多くいますが、意外にも通勤客もわりあい多く乗っていました。駅前からは工場?の送迎バス待ちの列ができており、マイカー社会の地方部において公共交通での通勤者が多いというのは珍しいものと思います。



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野辺地駅舎をロータリーから眺めます。駅舎は国鉄感ある平屋建ですが、駅名表は青い森マークで「のへじ駅」と書いております。



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駅舎内。券売機は青い森のものが1台のみ。これでJRのきっぷも買えるようです。
これから電光掲示板に表示されている8時04分発の下北・大湊行の大湊線に乗車します。



[35本目:JR大湊線 普通 大湊行 野辺地804⇒下北903]
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車両はおなじみキハ100。駅名標はJR東仕様のグリーン帯。八戸方面への直通は2・3番線を使用し、この1番線は大湊線折り返し専用のため、進行方向と反対側には駅名表記がありません。



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次の北野辺地を過ぎると市内を抜け、津軽湾沿いに走ります。風力発電が多く見えるのがよい光景です。



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陸奥横浜駅。一部のアニメ好き?ゲーム好き?には知名度の高い、「人生」ことCLANNADの聖地として有名になった駅舎です。天気がイマイチなのが残念!



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線形もよいこともあり、海沿いを評定速度60km/h超で走る俊足路線(東京でいえば東海道線くらいの速さ!)。乗っていて非常に爽快感のある気動車列車でして、1時間程度で60km先のむつ市の玄関駅「下北駅」に到着しました。



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ここ下北駅は、先般訪問した三厩駅よりも北にある、「本州最北端」の駅となります。次の終点、大湊駅は下北駅からわずかに南側にあるためです。根室駅と東根室駅の関係と同一ですね。



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駅前は立派なロータリーときれいな駅舎。2009年(平成21年)に整備完了・新駅舎が供用開始となったとのことで、まだ10年程度。あしもとのインターロッキング舗装含めて、きれいなはずです。

さて、特に下北駅で降りた深い理由はありません。しいて言えば、折り返しの大湊線八戸行が1時間ほど後で、ただ終点で待ってるだけでは芸がない!と思い、ひとつ前の下北で降りて、その1時間を利用して市内を見つつ終点まで移動しよう、と考えた次第です。

[36本目:下北交通 恐山行 むつターミナル行 下北駅910⇒むつバスターミナル920]
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駅前をウロウロする間もなく、中心市街地にあるバスターミナルへ向かうバスが発車間際だったので、とりあえず駆け込み乗車。かの有名な恐山行きで、大半は恐山まで向かう観光客のようで、バスターミナルで降りる客は桜田くらいでした。



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恐山行の写真をバスターミナルで下車時にようやく撮影。バスは詳しくありませんが、顔のデザインからしておそらくエアロスターMという車種かと思われます(子供のころ、よく都営バス(渋谷)で乗ってた覚えがあります…なつかしい)。車両はトップドア仕様なので、観光や団体輸送なんかでも使ってるのかもしれません。



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バスターミナルは上記バスに負けず劣らず?なかなかに年季の入った建屋です。2・3階はテナントビルのようで、wikipediaに掲載されている写真には保険会社が入居していましたが、2019年現在では退去してしまったのか、看板が消えております。


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待合室構内も年季が入っており、ややレトロな雰囲気がたまりません。ガラス扉の上部にはなにやら白い板が3枚並んでますが、以前は次の発車案内を回転幕式で表示する装置だったようです。使わなくなってしまったのは残念でなりません。

ちなみにここは下北交通のバスターミナルであり、東に少し進んだところにJRバスのバスターミナルもあります。ここにかつての下北交通大畑線の田名部駅がありました。後から知りましたので、次回はこれも見に行ってみたいところです。



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バスターミナルの向かいに佇む百貨店「むつ松木屋」。松木屋は青森と十和田にもありましたがどちらも破産・閉店。系列として別会社により運営する、このむつ店のみが存続しています。実態としては1階にご当地スーパー「さとちょう」や、蕎麦屋がテナントとして入居している程度で、2階より上は営業しておらず、催事時に使用する形態となっています。

なお、青森で有名なご当地スーパーの「マエダストア」の本店がほど近い場所にあり、こちらが一応百貨店のような体裁を取っていることから、むつ市内で唯一、というわけではなく、2店舗のうちの1店舗、という感じのようです。


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松木屋・バスターミナル含めた周辺一帯はむつ市内の中心市街地「田名部」という地域であり、バスターミナルから松木屋と反対側に進むと有名な歓楽街エリアがあります。写真は「神社横丁」という田名部神社へ続く、中でも特に有名な場所とのこと。
朝9時ということもあり人出は全くありませんが、夜は賑わいを見せるようで、それを裏付けるかのような店舗の密度が印象的です。自衛隊基地が近隣にあることもあり、夜の街人口は市の人口に対して多いのかもしれません。

ほんとうは夜に来たほうが面白いのかもしれませんが、行程上やむをえず。次に来るときはむつ市で1泊かな~。


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田名部の歓楽街は神社の境内に広がった闇市がルーツという歴史的背景からが思った以上に高密度・空間的な広がりもあり、面白い街だなあ~という感想でした。歓楽街を抜けると写真の運河にぶちあたります。これがまさに水運の時代からこの田名部の街が栄えていた証拠というわけです(水運→横丁へ搬入)。


[37本目:タクシー! 田名部のまち⇒大湊駅 ]
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田名部エリアを散策していたら次の電車の時間が近づいてきたので、タクシーを呼んで慌てて大湊駅へ移動しました(流しのタクシーはほぼいません!迎車必須です)。
ロータリー・駅舎は下北ほど整備されてはいませんが、十分にきれいで広いです。水戸のTV中継でよくうつるアレのちっちゃい版みたいな謎オブジェがあるのが気になります。



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大湊駅舎に到着。「てっぺんの終着駅」という文言に、なんというか工夫を感じます。



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駅構内。表示されている10時22分の八戸行に乗ります…がまだ30分近く時間があります。タクシーを利用したところ思った以上に早く駅に着いてしまったので、今度は大湊駅周辺をうろうろすることにします。



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駅の至近にはご当地スーパー「マエダストア」がありましたので、ここで再度買い物!ご当地スーパーはその地域にしかないものが多いので本当に楽しいです。今回は、ここで青森名物「スタミナ源たれ」を購入して持ち帰ることにしました。



[38本目:JR大湊線・青い森鉄道青い森線 快速しもきた 八戸行 大湊1022⇒八戸1222]
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再度駅に戻ってきました。さきほど乗ってきたキハ100-20に再び乗車して、今度は野辺地を通り越して青い森鉄道に直通、八戸駅へ戻ります。



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終着駅といえば、車止めチェック。ここが本州最北端の車止めというわけですね。かつては下北駅から北へ分岐していた下北交通大畑線の大畑駅が最北端だったはずですが、それは過去の話…



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朝ごはんもろくに食べずに出てきたので、今更おなかがすいて軽食をとることにしました。マエダストアで買ってきた、青森名物「イギリストースト」のマロンあん&マロンクリームあじ。もう味は忘れてしまいましたが、たぶんとても栗っぽい味だったのでしょう。



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帰りもふたたび海側に陣取り、海岸沿いをかなりの高速で駆け抜けるキハ100の車窓を楽しみました。いやしかし、大湊線は早いです。停車駅も少なくカーブも少なく、ず~っと80km/hオーバーで走り続けます。幹線区間ならままあることですが、地方交通線でこうした路線は旧:鉄建公団末期の開通路線でもない限りは珍しいものと思います。



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青い森鉄道の線路と合流すると、野辺地に戻ってきたことがわかります。ここから八戸までは青い森鉄道に直通という形態になりますので、駅の手前で渡り線を利用し、野辺地では大湊線専用ホームではなく青い森鉄道用のホームに到着しました。



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三沢駅。東急ファンとしては乗っておきたかった十和田観光電鉄ののりばは跡形もなく消え去っていました。途中下車もせず、足早に八戸へと向かいます。



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大湊線に続き、青い森線も快調にかっ飛ばして八戸駅に到着です。ホームの反対側にはこの列車と入れ替わりにこれから大湊へ向かう快速しもきたが停車中。平日日中時間帯のわりには思いのほか席が埋まっております。朝に東京を新幹線で出ると、ちょうどこれくらいの時間に八戸に着くのでしょう。

キハ100をこれでもかというくらい満喫する大湊線の往復旅でした。
ここからはさらに海岸線を攻めるべく、八戸線→三陸鉄道リアス線→山田線と乗り継いで旅行の終着地・盛岡を目指します。

昨年夏の旅行記なのにまだ続きます。自分でも信じられない。
ではまた。
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